CAD/CAM システムは、ポストプロセッサーがなければ機能しません。では、ポストプロセッサーとは何でしょうか?NC マシンやロボットに向けたアウトプットは、一般的なテキストエディタで編集可能な ASCII ファイルによって管理されます。
つまり、このポストプロセッサーとは、実際の形状 (線、円弧、円、工具軸方向など) を、CNC マシンが認識できるコードに変換するソフトウェアのことを指しています。
ポストプロセッサーは、CAM の世界では欠かせないアイテムのひとつで、マシンのプログラミングに関して非常に重要かつデリケートな部分となっています。ポストプロセッサーの仕様を間違えるということは、最悪な場合は工作機械の誤った使用や効率の悪化により加工の質や安全面に悪影響が出るなど、解決困難な問題が次々と起こりうる条件を作り出すことを意味しています。
だからこそ、プリセッタの段階で、プログラムに送られる工具のオフセット値が正確で、そして何よりも正しい位置にインサートされていなければならないのです。
さらに、NC マシンはメーカーごとに固有のコンピュータ言語を持っているので、この事実を考慮してプログラムを構成する必要があることも忘れてはなりません。
では本題に戻りましょう。工具のツールプリセッタから CNC にオフセット値を送るにはどうすればよいでしょうか?それは思っているよりずっと簡単です。ツールプリセッタの設定内でポストプロセッサーが定まると、工具の測定へと進むことができます。測定が終わり、位置が保存されたら、ソフトウェアの専用アイコンを使って、事前に検出された測定値を含む最新のプログラムを送信するだけです。送信データのストリームを共有するため、ツールプリセッタは社内ネットワークに接続する必要があります。
当社のツールプリセッタには、現在出回っている一般的な NC マシンで採用されている 50 種類以上のポストプロセッサーフォーマットが用意されております。だからといって、他のすべてに対応していないというわけではありません。
当社では、お客様のニーズに応じて新しいポストプロセッサーを無料で開発いたします。このサービスは、ELBO CONTROLLI NIKKEN 社製ツールプリセッタをお持ちのすべてのユーザーが対象となっています。
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