自動車から航空宇宙、石油、ガスなど、その分野や用途に関係なく、工具の事前調節や測定、検査を行うマシンは不可欠なツールとなっています。
このツールプリセッタは、マシン外部から事前調節することができる実用的でシンプルで無駄のない装置を探している機械オペレーターたちの声から生まれました。
ところで、機械工場でプリセッタが使われる理由をご存じですか?ここでは、ツールプリセッタのセールスポイントをご紹介いたします。
マシニングセンタの外でツールプリセッタを使用する最大のメリット は、部品加工の際、後続マシンで加工するすべての工具を事前に測定することができるので、マシンを停止することなく、時間の節約に繋がることにあります。
1時間あたりの生産コストを算出する際、1本の部品を加工するために犠牲となる時間と工具の本数、さらに1回のシフトで発生するダウンタイムの回数を掛け合わせた時間を考慮しなければなりません。
どんなに経験豊富で慎重なオペレーターであっても、測定値の読み違えや書き写しエラー、工具の位置の取り違えなど、ミスする可能性は否定できません。
このプリセッタを使えば、人為的ミスの危険を大きく減らし、部品加工時の事故を回避することができます。
オペレーターは、測定データ (ラベル印刷、ポストプロセッサや TID システム) をマシニングセンタに送信する最適な手段を選ぶことができます。つまり、このツールプリセッタは、オペレーターの必要に合わせてお使いいただけるのです。
それだけではありません。
複数のスタッフがプリセッタ作業を行う環境では、測定における客観的評価は不可欠です。ELBO CONTROLLI NIKKEN 社の製品は、すべて厳しい試験が行われており、反復性と再現性が保証されています。
では、測定の反復性と再現性とは何を意味しているのでしょうか?
反復性とは、同じ工具を同じ測定条件で個別に測定した時の測定値の合致具合を指しており、再現性とは、同じ工具を異なるオペレーターが測定した時の測定値の合致具合を意味しています。
測定は客観的でなければなりません。客観性が失われると、相反する測定が行われる可能性があるのです。
測定の精度と同様、客観性が重要となるのです。
だからこそ、効率的で高い性能を持つシステムが求められるのです。
専用に研究開発された構成部品 (天然グラナイト構造、天然グラナイトによる新しい光学スケール、専用の光学技術と電子技術、工具のプリセットと測定用に開発された UBUNTU ソフトウェア) が使用されており、ELBO CONTROLLI NIKKEN 社がご用意するすべてのツールプリセッタは高い精度が自慢です。